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これは何
- マネージャーがマイクロマネジメントしてしまう流れ、される人の特徴について記したもの
誰向けか
- マイクロマネジメントしたくないマネージャー向け
- マイクロマネジメントされたくないメンバー向け
目的
- マイクロマネジメントされる理由を知り、自身の業務やマインドの改善に活かしてもらうため
- マイクロマネジメントをしてしまう本質を知り、成果を継続的に上げることができる個人・チームをどう作るのかを一部学べる
なぜマイクロマネジメントされるのか
結論
- あなたの業務の成果が安定しないせず、行動・業務プロセスを把握しないといけない状況になってしまっているから
なぜ、結果が安定しないとマイクロマネジメントされるのか
マネジメントの仕事の仕事はチームで成果を上げること
- メンバーに業務を任せて、チームで成果を上げること
- チームの成果=チームメンバーである個人の成果の総和
- 個人の成果が上がらない=ほぼチームの成果が未達になる
- ハイプレイヤーがいて、その人が常に超過達成のモチベーションが高い時であれば別であるが
なぜ、マイクロマネジメントになるか
大きく分けるとこの2点の中のいずれか、またはこの2点の中の多くの項目に当てはまっているのではないだろうか。当てはまるポイントが多い人は注意が必要だ。
- 上記のマネジメントの求められる前提がある上で、あなたが以下の状況になっているからだ
- あなたの結果が安定しない
- 複数人のチームである場合、チームの誰かが成果をフォローしなければいけない
- 個人である場合、あなた自身がひとりチームとして成果を上げなければいけない
- チームの場合、誰かがチームまたは個人として成果を上げるための実行をフォローしなければいけない
- 実行をフォローするためにインプット、仕組みを整えなければいけない
- 実行のためにインプットを怠っており、成長が見られない
- インプットが遅い
- 書籍を読んでない、先人の経験から学んでいない、他者の動向を見ていない、競合の動きから自分達の行動を変えられていない
- 説明できるだけの思考力が養われていない
次はマネジメントの視点から書いていきたい。
なぜ、マイクロマネジメントをしてしまうのか
結論
- チーム、個人が安定した成果を出せないからマイクロマネジメントをしてしまう
これまではメンバーに対してのフィードバックの視点で書いたが、マネジメント側からの視点も当然必要だ。なぜ、マイクロマネジメントをしてしまうのかについてかく。
そもそも、成果がなぜ上がらないのか
- 個人、チームに事業に必要な成果を出すケーパビリティ・マインドセットがない
- 出してほしい成果を継続的に上げ続けるような業務を仕組み化できていない
究極この2点に尽きる。
1.チーム・個人にケーパビリティ・マインドセットがない
- 事業で成果を上げる上で必要なケーパビリティやマインドセットは絶対に存在する。
- が、成果が安定しない場合は、「この事業では何が(事業ドメインにおける経験やスキルを持ち合わせる、またはマインドセットがある)、なぜ、何人、いくら、いつ必要なのか」基本的なところが整理できておらず、その人材がいない可能性が高い
- ケーパビリティがあったとしてもマインドセットがないと達成しない、持っている能力を最大限生かすのは方向性が合致したマインドである
- なので、ケーパビリティ・マインドセットどっちが不足しているのか、現状を振り返る必要がある。
この2点がない限り、チーム・個人を生かすことができない。マネジメントとして大事なのは、今あるピースと今後想定するピースを組み合わせていかに結果を最大化できるかだ。
2.出してほしい成果を継続的に上げ続けるような業務を仕組み化できていない
仕組みや、仕組みを上げるための解像度が大事である話はいかに書いたので本稿では説明を省く。
短期的には属人的になることもあるが、ずっと属人的にこなしてしまうと労働集約的であり、ヒューマンエラーを引き起こす可能性がずっとある状態だ。そのまま継続して組織拡大することが非常に難しいだろう。
最後に:マネジメントは好き好んでマイクロマネジメントをしたくない
チームや個人の成果が継続的に出ていれば、厳しくフィードバックする必要がないし、フィードバックを強くしなくても良い。業績やチームの状況にもよるが、マイクロマネジメント・細かなフィードバックをせずに、成果を上げてくれる方が普通に考えて楽だからだ。
また、細々したことを言ってメンバーに嫌われたくない、好き好んで嫌われたい人もいないだろう。マイクロマネジメントされている理由は、メンバーもマネジメントも自分にあることを忘れないでおきたい。