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概要
これはなに
- 新規事業、サービスを作っている中での体制構築と立ち上げの速度を上げるための学びを整理していくためのもの
- スタートアップにおける新規事業のタイミング
- 新規事業の人材採用、人材配置
目的
- 新規事業を早く立ち上げるため
- 事業計画を達成させるため
- スタートアップでの新規事業の学びを整理するため
スタートアップにおける新規事業タイミングの変数
新規事業立ち上げのタイミング
- 事業のKPIやそれに紐づく確度の高い実行が行われ始めていること
- 前提
- 安定感がない中で別の事業を立ち上げることはリスクである
- が、事業が安定しているフェーズで立ち上げると数年かかることもあり、遅くなることも。
- 良いマーケットであればあるほど競合が多くなる
- 調子が良いなどの噂が回ると競合が増えていく。
- VCの投資が活発になっていく
- 一定事業の方向性が見えているのであれば、事業機会を失わないためにもリスクを背負ってやることが大事
- 安定感がない中で別の事業を立ち上げることはリスクである
領域
- toB
- リード獲得、商談、受注率、受注金額、継続率、オペレーション、採用
- toC
- 単価、ユーザー数、成長率、継続率、商品のなどのオペレーション、オペレーション、採用
確度の高い実行とは何か
- 数値
- CPA、ファネルの転換率、各チャネル実行でのn数(成果)の担保
- 体制数値
- 実行量=人数(体制)×スキル/実行する内容の難易度
- これらがないと検証時間が長くなる。
- ただ、代理店など活用した場合でも代理店の運用力によってCPAなど検証数値が変わってしまう
- インハウスでできるのが理想
- 実行量=人数(体制)×スキル/実行する内容の難易度
これらが見えてきている状態が確度の高い実行である。これらが安定して見えるまでは時間がかかるし、ビジネス、体制の立ち上げ速度にもよる。
事業立ち上げは段階的体制構築と早い意思決定が肝
体制構築ではなく事業サイドで考えておくべき基本的なことはこちら。
toB事業の立ち上がり
- 初期フェーズ
- 0-1
- マーケティング戦略、事業戦略の骨子の作成
- マーケティング、セールス、CSの実行
- マーケティング、セールス、CSの検証
- 既存顧客向け、新規むけ
- プロダクトどうするべきかの立案とローンチ
- 体制
- PM(事業責任者)がマーケティング、セールス、CSを兼務
- 0-1
- why
- 最初からPdMと事業責任者が異なっている場合はあまりうまく立ち上がらない
- 業務領域が広く、広く浅くの実行にしかならず解像度が上がっていかない
- 顧客のニーズと事業を一つにして進められることが大事
- 最初からPdMと事業責任者が異なっている場合はあまりうまく立ち上がらない
- 起きうる課題
- 兼務しながらPMFを目指していくが、段階的に話していかないと回らなくなる。成長を阻害する
- 立ち上げ速度が遅くなってしまう
- 段階的に権限委譲し周りを巻き込んでいく
- 兼務しながらPMFを目指していくが、段階的に話していかないと回らなくなる。成長を阻害する
事業、サービスが成長フェーズに入ったときは
どこかで効率、再現性を考えながら取り組むフェーズがくる。そんな時の方法はこちら。
事業立ち上げの簡単なイメージ
体制構築で考える変数
- 新規採用か既存社員の異動
- スキル、適正、個人のwill、マインド(やり抜く意志)
新規採用
- 既存事業からの異動なし
- 注力事業から剥がすことができない
- 既存事業から異動させたら揺らぐ可能性があるなどの場合
- 既存事業社員のスキルや適正以外のものが必要な場合に新規採用を実施
- ジョブディスクリプションの作成
- リードタイムが短い採用チャネルで実行
- オファー
- 求人作成
- 広告を回すなどしてimpを最大化する
その他採用のアクションについてはこちら。
異動条件
- 異動条件
- 配置転換のロジックを整理
- 任せるメンバーのスキル、適正、個人のwill、会社から求めること
- 配置転換のロジックを整理
新規、異動の決定の流れ
- CxOでの意思決定
- 各セクションのCxO、リーダー/マネージャーとCHRO、HRBPなどで決定
- スタートアップの場合は注力事業を決定し、集中するものを決める
- 中長期と足元の事業の双方のバランスを考慮
確度の高い実行をやり切ることが最速でPMFに近づくことの近道
数名でリリースまで立ち上げて、そのあとは体制づくりをいかに早いスピードで行っていけるかでPMFのスピードが決まってくる
- PMFはプロダクトやセールスでの検証が必須
- 検証スピードが遅くなる=事業立ち上げのスピードが上がらない。
- なので、採用含めた組織体制を事前整理しながら改善していくことが必要である
PSF(プロダクトソリューションフィット)の検証方法などについてはまた別で記事を書いていこうと思います。