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私は起業してCEOからポジション変更した後、CPOと名乗っている。CPOはプロダクト全般を管掌する役割だ。CPOについての仕事について定期的に振り返り、CPOの役割や責務、今後入ってくるPO・PdMに伝えられるように言語化しておく。

CPOとは

  • プロダクト全般を管掌
  • 対象となる「プロダクト」とは
    • 社全般のインターネットサービス、仕組み、システム全般のことを意味している
    • プロダクトの中にはソフトウェアだけではなく、EC事業の場合はロジスティクスなども含まれる
    • SaaSであればセールス、カスタマーサクセス、マーケティングも総合して「プロダクト」を形作るもの

スタートアップにおけるCPO

  • ほぼCEOである
    • スタートアップにおいてプロダクトは1製品であることが多い
      • 選択と集中で複数プロダクトを同時に開発してリリースすることはほぼない
      • プロダクトがGAS/スプレッドシート/ノーコードなどコスト・リソースがかからずMVP/MSPリリースして売り上げを立てている場合は別
    • そして製品=事業であるため製品のウェートが大きい
    • 製品の責任を負うのがCPOであり、ほぼCEOとも言える
      • 製品以外にも下記のような実行に関わる人材の採用・評価・育成の全ての責任を負う
  • COO,CMO,CSOを兼務
    • プロダクトの事業戦略/競争戦略、マーケティング戦略、オペレーションの設計から実行まで全てが製品に関わる
    • スタートアップではCxOが複数名必要ない
    • そのため全てのポジションを兼務することになる(よくあるスタートアップではCOOと言われる)
  • プロダクトの立ち上げからグロース全般

私の場合

  • 起業後1年
    • 開発+マーケティング
    • マーケティング、bizdevインターンの育成
  • 起業1年目後半から
    • Offersを起案してプロダクトオーナー
    • 一部セールス(IS)、プロダクト、カスタマーサクセス、マーケティングの採用・評価・育成を管轄
    • ほぼ全セクションと密に毎週連携している

プロダクトに関連することは全て行うと言うのがスタートアップにおけるCPOの役割だと定義している。事業立ち上げ~グロースだけでなく経営も兼務して色々試行錯誤してきた。考え方や振り返りに関してはこちらに整理。

CPOとしての責務

会社・事業に対して責任

  • プロダクト、ソフトウェア、製品のビジョン・戦略・戦術を示し、会社・事業を牽引すること

全社にどのようにプロダクトの思考、文化、マインドをインストールしていくのか。

プロダクトの思考面

  • 状態
    • 社の中でプロダクト、ソフトウェア、製品の理解が定着・同じ思考が共有されること
    • 思考の定着からそれぞれがプロダクトの意思決定ができる状態であること
  • 結果
    • フィードバック工数が下がる、今何をやるべきかの前提共有がスムーズになり、状況共有コストも下がる

プロダクトの文化面

  • 状態
    • メンバーが「xxxx(サービス名)」はこういう思想で作られていない、作られているなど自分の言葉で話せるようになっていること
  • 結果
    • 思想の共有をして一貫性のあるプロダクト開発が可能

プロダクトのマインド面

  • 社全員がプロダクトマネージャー、カスタマーサクセスであることを伝え、全員でプロダクトを作っているというマインドの形成
    • toC
      • 自分たちがユーザーである場合、ユーザー目線での不足点を出せる
    • toB
      • 自分たちがユーザーではない場合、各ファンクションが顧客から課題を吸い上げ、全員でフィードバックすることがマスト
      • 全員がサービス・プロダクトに意見しやすい状態が必要

CPOの業務とは何か

プロダクトコアの説明・定義

  • 解く課題は何か、大きさ
  • なぜやるか
  • なぜ自分(たち)であるか
  • なぜ今なのか

戦略を伝える

  • プロダクト、事業戦略の方向性を示す
  • 自社の体制・リソース・予算・計画から逆算したもの

どのように伝えるか(how)

  • プロダクト戦略の過去現在未来を言語化・可視化
    • Figmaなどで図式化なども含めて作ると伝わりやすい
  • loomで解説収録→全社展開
    • 音声+画面収録で資料に載っていない細かいニュアンスなども知ること・伝えることができる
  • 情報格差なく、大きめ/抽象的な課題に対する意思決定機会を増やせる
    • 一枚岩でプロダクト開発するのに大事

数値分析

  • プロダクト
    • 機能
    • サービス
  • 事業
    • プロダクトのコアに関係ある数値の把握
  • 体制
    • PdM、エンジニア、アナリストなど環境整備(採用なども含めて作る)

経営を兼務している場合

  • 全社の評価制度設計、フィードバック、カルチャー作りなどもプロダクトとして行う気概と覚悟を持てるか

終わり

CPOとしてやってきた業務は諸々あるので適宜わかりやすいようにリライトする。

PM職からのCPOへのなり方、PM職のそれぞれのロールや役割については別の記事を書いたのでこちらも是非。