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読了: 約 4 分

メディアを運営している、もしくは開発に携わっているとアジャイル開発や、リーンスタートアップというような開発の仕組み、体制について一度は耳にした事があると思います。受託制作でも同様の手法を用いて開発を運用した場合どうなるのかを試してみたのでメモしておきます。

案件のモデルケース

今回は実際に120ページ程度あった某社のコーポレートサイトをWordpressで開発したページに全てリプレイスし、同時にmedia queryを用いたレスポンシブデザインを当て込むという案件をベースに書いて行きます。

今回の条件

・スケジュールはワイヤーフレーム作成から1ヶ月程度
・全ページはGoogle docsのエクセルシートで管理
・スマートフォンのレイアウトはトップページのみワイヤーがある
・PCのサイトに画像が多く使用されている
・デザイン制作費はなく、CSSベースでのレイアウト変更と軽微な画像作成タスクが含まれる
・静的な120ページをWordpressに
・組み込みながらレスポンシブデザイン
・制作代理店を挟みクライアントがいる状態

※ちなみに今回の案件は、ディレクションから開発、納品など全てを一人を行っています。

ディレクションと開発を同時にこなせないとまず無理

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フリーランスで制作を行っているとディレクションも必ず発生します。寧ろ要件定義、仕様策定からディレクションが出来ないと案件自体を取る事が難しいと思いますし、クライアントへの信頼感がありません。ディレクションが出来ている事が大前提で話しを進めたいと思います。少人数で制作している場合は、ディレクションを別で立てない事で、コミュニケーションロスを避ける、コストを縮小して利益率を上げるという側面もあります。

受託制作でも仕様が決まっていない事がほとんど

案件によりけりかと思いますが、多くの案件で仕様が決まっていない、要望自体もわからない、目的もイマイチという事が頻出します。クライアントのビジネスに寄り添う形で、仕様策定を人に任せるということをあまりせず最初の段階から作業する人も携わるという意識や体制が大切かと思います。開発途中でやっぱりこっちの方が良いという無駄な工数を削減するためにある程度想定して事前に、クライアントに提案出来るからです。

しかし、それでもこちらの方がいいという可能性も出て来るのでそれを見越した納期設定、確認工数の確保を実装しながら頭の中で計算していくことが可能になるので出来るだけ上流工程から携わるようにした方が良いと思います。

大枠の設計を固め、実装段階でヒアリング

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最初にカテゴリー、タグ、パンクズと見出し、タイトルの異なる場合は異なる設定、等詳細を決めてクライアントにヒアリングし、実装の設計を行いました。先方に要望がある場合はある程度そちらを聞きつつも、こうした方が良いという提案を投げておくと信頼度も高まると思います。レスポンシブデザインの場合、サイトのレイアウトの大枠を幅100%で固定して、要素を定義50%、33.333%等と使用して行く事が多いのでそちらを想定しておくと実際に組み込んで行く際にイメージがつくので良いかと思います。

ソースコードの管理はBitbucketを使用

ダウンロード

今回はの案件は制作も行う代理店が間に入っています。
なので事前に、ソースコードの管理をGithub or Bitbucketで管理したいという旨を連絡し、ソースコードの管理をしっかり行なうように進め、代理店の方とレポジトリを共有。開発中のディレクトリだけでなく、現在動いている静的ファイル・ディレクトリ群も同時に管理する事で、現在動いている静的なhtmlが大量にものの、不要なものを可視化していくというのを行ないました。

新たに作成することになった画像ファイルの元データなどもこちらにコミットしておくことで、誰でも簡単に引き出す、編集が出来る状態を創りました。ソースコードの管理をクライアントと共有することがなかったのですが(今では一般的なのかな?)、こちらは非常にワークしたと思います。

READMEには、下記のようなものを記載しておき、スムーズに案件を開発するためには情報を統一し、効率的に連絡を行い、クリエイティブに集中する時間を創る事が大事かと思います。

・開発環境URL
・開発環境パス
・画像、デザインデータパス
・開発~納品までのスケジュール
・各ページの項目や進捗を可視化したGoogle docsのURL等

運用しやすいサイトではなく、運用しやすい案件にする

運用まで含めた新規制作・リニューアル案件ではないですが、よく言われる運用をしやすいサイトだけでなく、案件そのもの自体も今後も運用しやすい【案件】がクライアントが幸せになるのではないかと思います。具体的には、デザイン変更があった時、ページ追加をしたい時、他の制作会社を使いたい時、サイトの運用を誰かに任せる時、代理店が間に入る時など、あらゆる状況を想定して、上手くツールを使っておく。

クライアントの幸せになる事は、自分たち制作者・チームが幸せになることだと考えて出来る事をやるという意識がが大切ですね。

このような引き継ぎや、何かを体制や仕組みを変える事は工数がかかるので、クライアントにとって悩ましい事です。依頼者側はそのままに制作と同じ会社や人に依頼する方が多いと思いますが、そういった負を上記のような想定と提案でホスピタリティでそのまま運用案件も受注するというのが良い仕組みかもしれませんね。

まとめ

上記のような形で案件を進めることで短納期でも余裕を持って、今後の運用もしやすいサイトと案件になったのではないかと思います。

反省点は、制作コストが安くなっている中でもっと金額をとっても良かったのでは…。

photo credit: DSC_0329 via photopin (license)

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