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読了: 約 5 分

最近ディレクションをすることが多くなってきたので、読み物系が多くなってきてしまっておりますがすみません。
某SNSプラットフォーム会社に勤める友人と制作会社に勤める自分が話していて
ふと思った事・考えている事を書いていきます。
恐らく見える立場や視点、働き方、会社の位置、自分が会社から求められるポジション等によっても
異なるのではないかという前提はあるのですが。

当たり前だが基本姿勢としては、常に制作側がプッシュする事

制作の仕事を進める上で、『おまかせで』とか『お願いします』とクライアントから言われて
少し困る事はないでしょうか。
そこで、素材もない・原稿もないけどスケジュールが決まっていて、どう始めたら良いのかな
と悩んでしまう事もあります。
そして、こちらから常に提案型でプッシュしていく事、クライアント・代理店の担当者とコミュニケーションをとり、
時には育てるという意識を持つが大切じゃないかという話になりました。

恐らく代理店という性質上、クライアントと制作の間を取り持つ事にコミットし利益を上げるため、
細かいクオリティチェックや構成・情報設計まですると工数がかかり、
敢えて手を回していないのだと個人的には考えています。

友人はSNSで発注側ですが、そこはポジション関係なく良い仕事をするために
どいうするべきかという話でした。

プッシュしないといけない理由とケース

特に素材もない・原稿もないけどスケジュールが決まっているケース
結構良くあるケースなのではないでしょうか。

ただ、待っていてもスケジュールは決まっているため何もやらないと時間だけが過ぎ、
納期に間に合わなくなってしまいます。
こんな時この後どう進めて行くのかディレクターとデザイナーの視点で考えてみます。

ディレクター視点

情報設計として、ワイヤーや画面遷移図、サイトマップ等用意し、どんどんプッシュしていく事が必須。
そこでは、下記のような事を詰めて置く事が大切。

・コンテンツの横幅は何pxにするのか
⇒相手の担当者が分からない場合、こちらから提案。
⇒何故~pxが良いのか、だから何カラムなのか。ユーザの視線がどう動いているのか。等
・キーカラーはどうするのか。
⇒どういうカラーだとどういう印象になるので、今回のターゲットにあっている。等
・素材はこちらで用意することもできるが費用が発生する。
⇒用意してもらえるなら、いつまでにそれを支給されてデザインに踏襲可能か、
その場合デザインの工数はどれくらいかかるのか。

※この辺はデザイナーを同席させなくても、しっかり聞いておかないと後々再度ヒアリング
することになり無駄な工数が発生するので注意が必要。

デザイナー視点

画面構成や何も決まっていないので、できるだけ着手したくない。

個人的には、デザイナーでもIAについて学び、提案出来る人というのが重要で
表現だけに特化せず、情報設計も出来るデザイナーが、
ワンランク上のデザイナーなのかなと考えています。

下記デザイナー必見の良書なのでご紹介します。

制作側のプッシュだけでは本当に成果が上がるものは作れない

上記した事に加えて、クライアントや代理店の方などがご覧になっていたら伝えておきたいことが
制作側のプッシュだけでは本当に成果が上がるものは作れないということです。
プロジェクトが始まる際に、あらかじめ、私たちはただ制作するだけでは意味がないと思っていて、
しっかり、今回のプロモーションorサイト制作に際して、成果を出せるように協力するし、また協力して欲しいと
伝えておくべきことだと思います。

これが、電通や元博報堂、Wieden & Kennedy New York、イメージソース・ドリル等の超有名会社の皆さんが独立して作ったParty誕生の由来でもあります。

制作・代理店・クライアントが密にコミュニケーションを取る必要があり、どこかが手を抜いたり、もしくは
任せるというスタンスだと本当に成果の上がるものを作ることは困難だということです。

スケジュールが決まっているのに、制作側だけのプッシュを待っているというのは、時間のロスを生む可能性が高い。
ビジネスへの理解はクライアントの方が高いため、本当に刺さる思いの篭った削ぎ落とされたコピーを作る、
ビジネスモデルやプロモーションの意図を把握し、最適なクリエイティブに落とし込む
そういったことを可能にするためには、制作側のプッシュだけでなく、クライアントの協力が必要だと考えています。

正直、任せて勝手に作ってくれた方が楽だし、使い勝手が良い制作会社だと嬉しいのは分かっています。
しかし、制作会社サイドとしてはスケジュール内に100%のモノを作るために本気であり、
80%ではかなり心残りという事もあります。(目的がローンチということにすり替えられかねないし、本来のゴールを達成できない。)
そのため、クライアントにも代理店にも本気できてほしいなと思うことがあります。

ビジネス上3者にとっても合理的である

この辺は、直取引なのか、代理店経由なのかによって微妙に差がありますが、
なぜ3社にとって良いのか。

クライアント視点

成果の上がる制作物になっていれば、プロモーション又はサイト制作により、売上・利益の向上に繋がる。
また、代理店または制作会社にお願いしたい。
⇒成果の上がらないものが創られたら、今後は新しい事をやめて予算を削るようにする。

代理店視点

成果が上がればクライアントから他の案件がくる可能性が高く、売上・利益の向上に繋がる。
成果を上げられるという実績があれば、クライアントの予算はあれど、単価を上げる交渉材料が増える。
⇒成果が上がらなければ、クライアントから苦情もしくは新規案件数が減る。
⇒1つの案件の単価を上げる事で、案件数を減らし優良なものだけを選定出来る。
※これは最近インターネットの某代理店が実施して、過去最高の売上を達成し続けている。
人的なリソースを減らしたから、案件数も減らしたら売上・利益が上がったという好例

制作会社視点

成果の上がる制作物ならインセンティブを貰えるという仕組みを作ることで通常の制作費の他の収益を得ることが可能。
⇒制作物に対して責任を持ち、更新等も考えて制作するようになる。
利益率を上げる事ができる
⇒インセンティブにしておけば、制作でしか得られない売上を人件費をかけずに
その分だけ売上・利益を増やす事が可能。
成果を上げられるという実績があれば、クライアントの予算はあれど、単価を上げる交渉材料が増える。

恐らく現実には制作会社がインセンティブを貰うというケースは殆どなく、
そのため、制作会社は創ってそれでプロジェクト終了としてしまい、
プロモーションまたは、サイト制作というプロジェクト自体のゴールに対する、責任の所在が曖昧になってしまいます。

制作した責任もあるので、更新・運用フローまで任せて貰える契約をしていかないといけないなと考えています。
⇒運用や更新まで一括して一定期間見て、成果測定をする。
・リスティング
・ソーシャルメディア運用
・SEO
・ABテスト分析
・アクセス解析
などなど成果が上がれば、インセンティブを貰えるように仕組みを作るため。

これが、3者の視点からみても1つの案件に対してコミットする事で得られるメリットだと
考えていますし、コミュニケーション一つで事業自体が変わっていく、もしくはそれによっても
売上・利益が上がるということを考えると実践していかないといけないと思いました。

まとめ

代理店の友人は、どんどん前に出てきてくれる制作会社・デザイナー等が欲しいと言っておりましたが、
制作会社からすると案件が欲しい。

どこかに任せるスタンスではなく、一緒のパートナーとしてその時の案件をしっかり全うできるように
どちらも+αを意識して取り組み、継続的にビジネスを支え合うパートナーでありたいですね。

コミュニケーションをとってより良い制作物を作っていけるように努力していきたいと思います。
それでは。

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