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Shopifyのストア構築を一気にやったのでその時のメモ。
概要
この記事について
- 書くこと
- Shopify・EC事業を立ち上げるときに必要なことを立ち上げ初心者向け
- 必要なプラグインや利用しているSaaSなどについて
- 書かないこと
- 詳細な設定方法
- ShopifyでのEC事業のグロース方法
まずShopifyでストア立ち上げてみての所感
小さく事業・ECをスタートするのに必要なものが揃っている
- 商品管理
- 顧客管理
- ストア分析
- MA
- 顧客データをもとにセグメント配信など行えるプラグインとの連携が簡単にできる
- サブスク系の機能アップデート
- プラグインが良いされていて月額数千円での利用も可能
個人事業主や配送件数がそこまで多くない事業者にとっては非常に良いサービスだなという所感です。数千件の配送などになってくるロジとの連携がうまくいくのかは不明(検証していない)なのであくまで小規模事業者向けの感想です。
Shopifyでやや不安な部分
- 開発時
- 月額費用を支払いしないとテストモードで決済できない
- 商品購入など決済テストして公開したいのにここができないとやや不安
- 継続的に使う意思決定がしづらい
- そのほか
- 管理画面に設定項目などがないため配送周りなどはちょっと弱そう(何かしらのソリューションが提供されているかもしれないが見つけるのが難しい)
どういうものを作るのか(前提)
サイト種別
- 占い・霊視というサービスを購入できるサイト
- ユーザーが占い師の人のメニューを購入できる
ストア作成する目的
- 占いサイトは複数あるが、芸能人などを占い・霊視などをしているためブランディングしたい
- 占いサイトにあると埋もれてしまう可能性がある
- 「占い」というジャンル以外のものもサービスとして提供しているため拡張性が欲しい
- 他の占いサイトを使わず自分独自のサイトを作りたい
- 書籍など出版しているのでしっかりアピールしたい
- 運用がしやすいような状況にしたい
- 売上や予約管理など手運用しているものが多く、煩雑な管理になってしまっている
- 売上管理
- スケジュール管理
簡単な事業計画(仮)を作成
売上・収支を整理する
- ストア(事業)を立ち上げてどのように売上・収益を成長させていきたいのか検討をつけるため・イメージを持ってもらうため
- 費用面はストア構築費用など開発・実装・そのほかの準備コストをどのようにしていくのか目安(見積もり)が必要になる
- 自社が個人であれ、制作会社であればまずは顧客に利益があるかどうかも整理する必要がある
- その上で開発コスト・人件費を考慮し、利益が出るような仕組みにしなければいけない。顧客の利益追求だけでは継続しないため
- 売上や収益に必要な変数を整理して月次でどのように伸ばしていくのか
コストやビジネス面を整理する
- 初期費用なし(予算の兼ね合い)で開発コストをレベシェアでいただく場合
- 下記スプレッドシートに売上レンジに応じた比率を記載
- 売上によって変化する運用手数料を記載
- クレジットカード決済手数料など決済方式などによる手数料の想定数値
- 結果、これらをやっておくと問題が起きずに済む
https://docs.google.com/spreadsheets/d/10jUhuQxi4lxOcwbqmX2XDlecfr5lYuANX7q9rvgFV2o/edit#gid=0
どういう機能が必要か
フェーズ1
- 顧客管理機能
- 元々は紙や自分のスマホのメモ機能などで登録していてどこにどういう情報があるのか一覧化できていない
- 過去の顧客情報をもとにしたマーケティングなど実践できてない
- 売上管理機能
- 値付けなど雰囲気で行ってしまっており、適正な価格や売上を上げる動きができていない
- 単品購入の機能が欲しい
- 継続課金できない人に間口を広げたい
- 単価の低い商品を販売したい単価の低い商品に関してはLINEやデータ送信するだけのような商品
- 占い・霊視のスケジュール管理
- 現状は紙やLINEで行っている状態
- スケジュール管理サービスを利用してユーザーが商品購入後(前払い)にリンクが送信されてそれでスケジュールを選択できるようにする
- 日程管理SaaSなどを使用
フェーズ2
- メール機能
- 無料会員を増やして、顧客セグメントに対してナーチャリングする
- 有料会員に転換するなど施策が打てるため
- サブスクリプションの機能が欲しい
- 占いで継続課金できると生活が安定するので嬉しい
どうやって作るのか
前提
- 予算
- あまりないクライアントなため実装はできるだけしない
- 実装関連
- テーマなどで設定できること、プラグインで補強できることで要件を満たすこと
ストア作成の基本
ストア名の決定
ストア名は後から変更可能。
ストアIDの決定
https://xxx.myshopify.com/
xxxの部分がidになる。後から変更ができないので要注意。変更するときは独自ドメインの設定が必要になる。
テーマの決定
WordPressなどと異なり、テーマでの文字入れ・画像挿入がかなり簡単に行える。テーマはかなりの量があるためデザインにそこまでこだわりがなければ簡単にテーマで作成可能。
ショップの公開までに必要なこと
クライアント案件である場合、ショップの公開をするときのお作法がいくつかあるのでメモ。
- サブスクリプション、単品商品の作成・設定
- 上記の商品・サブスク決済テスト
- 運用方法について顧客への連絡
- 運用メンバーなどの追加
サブスクリプションの設定
定額購入機能を利用したい事業者が多いかと思いますが、サブスク機能のあるアプリはそこそこ用意されています。ここでは日本語製・海外製を2つ紹介します。
日本語のサブスク機能があるアプリ
https://apps.shopify.com/huckleberry-subscription
- 利用メリット
- 日本語で利用できるのでクライアントが迷わない
- ドキュメントの作成工数が省ける
- 日本語なので安心感がある
- アプリ管理からスムーズに設定することができる
- シンプルな機能なので迷いづらい
- デメリット
- 30日以降は有料にしないと決済されない
- 月額5,000円かかる
- 簡単な設定方法
- アプリ管理から該当アプリを設定
- プランを作成
- 商品管理から詳細ページでサブスクリプションの設定を行う
詳細な設定方法の解説についてはこちらの記事が参考になりました。
海外製のサブスクアプリ
- 利用メリット
- 豊富な機能を無料で利用できる
- ダッシュボードの数値がわかりやすい
- デメリット
- 多機能すぎて少しわかりづらい
- 英語なのでわかる人しかわからない
- わかりやすいドキュメントが必要になる
Shopifyの公式のサブスク機能系のヘルプ
https://help.shopify.com/ja/manual/products/subscriptions
https://help.shopify.com/ja/manual/products/subscriptions/setup
テスト注文の方法
さすがにテスト注文なしでストアを公開することはないと思うが忘れずに。
https://help.shopify.com/ja/manual/checkout-settings/test-orders
- 管理画面から、[設定] > [決済] に移動します。
- クレジットカード決済サービスを有効にしている場合は、続行する前に無効にしてください。
- [管理する] > [無効にする] をクリックして (このボタンには、決済サービスの名前も表示されます。
- Shopify ペイメントを無効にするなど)、無効化を確認します。
- 外部プロバイダーセクションが表示されます。そのセクションで、[外部サービスプロバイダーを選択する] をクリックします。
- 外部決済サービスページで、[(テスト用) Bogus Gateway] を選択します。
- [(テスト用) Bogus Gatewayを有効にする] をクリックします。
テスト用の設定はこちら。
- オンラインストアへ移動し、お客様と同じように注文を行います。チェクアウトでは、本物の番号ではなく次のクレジットカード情報を入力します。
フィールド名 | 入力する詳細 |
---|---|
カード上の名前 | Bogus Gateway と入力します。 |
クレジットカード番号 | 成功した取引のシミュレーションを行うには、1 を入力。失敗した取引のシミュレーションを行うには、 2 を入力。例外のシミュレーションを実行するには、 3 を入力します (プロバイダーにエラーが発生したことを示すメッセージが生成されます)。 |
CVV | 任意の3桁の数字を入力します (たとえば、111 )。 |
有効期限 | 将来の日付を入力します。 |
↑入力せずにテストした場合のエラー画面。
1 成功した場合の画面
3 イレギュラーのエラー
チェックアウトの設定
- 在庫周りの設定や確認などを行う必要があるものは設定する
https://help.shopify.com/ja/manual/checkout-settings
運用メンバーの追加
- 納品するクライアント側での運用者などへのアカウントの引き継ぎ
プラグイン利用、SaaS利用周り
- メール機能
- klaviyo(海外製のMAツール)
- できること
- 顧客データをインポートしてセグメント配信が可能
- どういう顧客に層に対して何をしたいかを決めて配信できる
- やったこと
- 会員登録して会員登録データなどを引き渡す
- スケジュール調整機能
- 日程調整SaaSの利用。基本的には会員登録をして会員情報の引き継ぎ
おわり
Shopifyが世界でこれだけ騒がれる理由がやっと理解できました。Shopifyのマーケティング周りの機能はまだまだ使っていないのでまた別の機会に記事を執筆します。