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概要
これはなに
- ワークマン しない経営を読んだまとめ

目的
- データ思考力を高い組織にするため
- データ活用が弱い組織だと成長しないから
- 経営として必要なことをインプットするため
- 4000億円の売り上げをもつワークマンの経営は小売をデータでやってきている。ネットビジネスにも使える部分がある
誰向けの記事か
- 経営者
- 小売ビジネスをやっている経営、個人事業主
- 今後起業、独立を考えている人
- マーケティング、PM
結論
- ワークマンはデータドリヴンな会社
- データドリヴンな会社は変化に強く、社員の思考力が高い
- 社員が皆思考力が高いから、新しい事業や製品を展開してもうまくいきやすい
- 自走力が高いのでルールを設けなくても済む
- サーヴァント型リーダーシップの会社
- 日本企業の理想
ワークマンの経営ノウハウ
- 戦略とは捨てること
- 製品・市場についての考え方
- 製品がよければお客さまは自然に来る
- お客様が自然に来ない製品は出さない
- お客様が製品の値段を見ない
- 信頼感がある、他社製品に対して機能が良いのに価格が低い信頼がある
- 製品価格は値札を見なくてもいいように規則性を持たせていた→値札見なくても買うことに繋がる
- 粗利高い製品は置かない
- 本当の低価格帯は競合がいない
- 製品単価についての考え方
- 機能とか価格に新基準を実現し生活者の可処分所得を増やす
- 値引きはしない
- お客様への裏切り行為
- 値引きしなくても売れる製品を作ることが基本
ブルーオーシャン市場での拡張戦略(客層拡大)
- 製法の限界打破する2つの改革
- ランチェスター戦略
- ワークマンプラス
- デザイン、顧客層を広げること
- 認知拡大のため10年赤字を覚悟

- 自社の強みの競争力3つの根源
- 「ナンバーワン企業の法則」による
- 製品力(差別化された製品)
- 顧客関係力(固定客の囲い込み)
- 運営力(現場の改善力、低コスト運営)
- 運営力の強化
- ノルマなし、期限なしでプレッシャーをかけない
- 重要なのは経営トップの本気と社員のやる気
- 経営判断は勘と経験に頼らない
- 丁寧に需要予測の精度を高める

- 異常値を検知する
- データ分析
- 販売データで色の比率が偏りがあった
- データ分析
- 開発段階からアンバサダーを巻き込み、店頭でしょうか
- お客様視点を取り入れる
- 自分たちが消費者になりきる
- ブロガーを取り入れる
- 会社が告知するからwinwinの状態になる
- 発信力を持った人と提携する
ワークマンの「しない経営」
- 企業風土を変えることが大事
- ゴール
- ブルーオーシャン市場の拡張戦略と企業風土の改革
- しないこと
- しない経営
- データ活用
- すること
- エクセル経営(複雑なデータサイエンスなど用いない)
- 顧客管理しない(1to1マーケティング)
- データこそ経営資産
- マーケティングの役割は競争せずに勝つ方法を考える
- 自然に売れる製品だけをつくる
- 製品は自分達で作ったものなので、商品とは言わない
- 幹部は思いつきでアイデアを口にしない
- やらなくていいことが増える
- 現場に考えさせて実行させる
- 聞き齧ったことなどを自社に当てはめようとしても結果は出ない
- やらなくていいことが増える
- 相手の立場に立ったしない経営
- 相手の立場に立った時にされないということ
- 無駄な仕事を与えられない
- できない仕事をさせられない
- 無用な干渉をされない
- 自分の時間を有効に使えて、自分の頭で考えて行動できる
- その結果、仕事を楽しんでできるので結果が出せる
→これを実行する上では採用がかなり肝。一定思考力があり、素直で実行成果から自身で改善し続けることができる人が多い組織である必要がある。
エクセル経営
社員風土・カルチャー
- 社員風土を教育して企業文化や仕事が変わるのは5年後
- 情報システム構想1年、導入1年、2年かかる
- 情報システムの導入前に、社員教育が必要
徹底したデータ活用
- 社員全員がデータで話ができること
- 相関関係と因果関係を混同しないこと
- AだからBというのは因果関係
- 教育効果も計測する
- 社員が情報システムをどう使っていて、どういう価値を創っているのか

- データ経営で、教育計測できる

- データ分析を社内で活かすプロセス
データ活用度が低い=属人性の高い個人・組織


変革をやり切る経営とは
経営者は社員の夢にコミットする
- 目標は一つにする
- 社員の思いつきで指示しないこと
- トップダウンでやり抜く力をやるための土台を作らないこと

- 頑張らないことが大切、決して頑張ってやりきってはいけない
人は夢で動く
- ゴールや夢を持つこと

中・下位8割の人材を動かす方法
- 得意分野の仕事に集中してもらう
- 得意分野がない人は得意分野を作ってもらう
- 長所を誉めて自信を持ってもらう
組織は社員の力以上に大きくならない
- 外部の人が入って何かをやったとしても、地力がないと継続しない
- どうやって現状のメンバーが強くなるのかを考えて経営が実行するしかない
- 優先すべきは社外ではなく社員である
- わからないことは社員に聞くこと
- 何をやるかは経営、どうやるかは社員
- what、whyは経営
- how、は社員
- willに合わせる
- 自分の興味があることは得意になる
- 得意になれば成果が出る
両利きの経営の実現とは
- 両利きの経営とは
- 知の探索×知の深化のこと

- 経営で一番重要なのは「しない」こと
- 「しない」とは、やりたいことが明確だということ
- 頑張らない、トップが仕組みを変える
- 自分のやりたいことができる
- 内発的動機が上がる、生産性が上がる
- 目標、ノルマ、期限があるほど
- 内発性が下がり、パフォーマンスが低下する
- 誉めた方が人は伸びる
- 日本人は自己肯定感が低い
- 精神の安定や心の安らぎにはセロトニン=脳内物質が関与
- 人が入れ替わっても簡単に崩れない堅牢な組織を作る
- 凡人による凡人の経営をする
- 100年の競争優位は築けない
- 経営に社員全員が参画する仕組み
- 一人一人が突出しなくていい仕組み