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vol.3では専門学校では何を学び、それをいかにアピールして企業に入ったかという事を書いてきましたが、
今回は未経験で新卒のWEBデザイナーとして1年目,2年目に何をやったかを書いておきます。

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photo credit: cirox via photopin cc

WEBデザイナーで未経験ってどうなのか

実際クリエイター系のGREEN、MOREWORKS、Findjob等を使って新卒募集している所で自分のやりたいような事をやっている所にひたすら応募したのですが、未経験というのはハードルが高いです。
未経験というだけで渋る人がいる位ハードルは高めです。
しかし、そんな事だけでくじけていては夢も希望もありません。
自分のこれまで作ったものをどういう意図で作ったか、前回書いたような感じで伝えれば入社まではいけます。
そしてその後の話です。

WEBデザイナーで未経験、入社1ヶ月-半年

新卒では受託メインのWEB制作会社に入社しました。
この頃は自社メディアでひたすらコーディングと新規ページのデザインをやっていました。
特にこの職種は作らないとスキルが上がらないわけですから、それはもう深夜・徹夜は当たり前でずっと働いていました。

最初はアイコンや写真をどうレイアウトするのか、ランディングページの構成・デザインで凄く悩んだりこれまでやった事がない事ばかりで毎日帰っても、色彩のバランス・レイアウトの勉強をグラフィックデザインの書籍から学んでいました。
今でこそクリエイティブの幅は広がってきていますが、発想力、タイポグラフィやレイアウトにおいてWEBデザインよりも確実に高度なスキルを求められていると考えたからです。

また、6月くらいから大手企業の運用案件にも携わりつつも、ある企業さんのスマートフォンサイトのディレクションからデザイン、コーディングまで全て任されたのが夏くらいでした。
ディレクション等した事もないので焦りましたが、クライアントに要望や目的、現状などをヒアリングして、これまた初めてのスマホサイトのデザインとコーディングをしていました。新卒で一番辛かった仕事がこれでしたね。
なんと、納期を聞いてみると5営業日しかない…。
初めてのディレクション、デザイン、コーディングで本当に悩みましたが、ちゃんと納品出来て良かった案件でした。

また、同じく夏に大手広告代理店さんが間に入った案件のLPを作って、これまた未経験者には結構大変でしたが、
ちゃんと納品出来て良かったです。キャンペーンなのですぐ終わってしまうのが残念ですが。

少しずつ慣れてきて半年以降

半年以降はだんだん仕事を任されるようになり、ひと月で5,6件の案件を行いつつも、だんだんディレクション的な立場も行うようになりました。
4千万規模の大きな受託案件のメインマークアップエンジニアになり、PHPのSymphonyというフレームワークに困惑しながらも
ひたすらに慣れていきPC、フィーチャーフォン、スマートフォン全てを担当しやりきりました。
勿論他にもいましたが全てに携わったのは自分だけでした。このときも土日来たりなどもあり、今だとブラックなどと言われてしまいますが、未経験で早くスキルを伸ばしたいならこの位はやった方がいいなと思っていたので苦ではありませんでした。

ただ、この辺から大規模案件の仕様変更の大変さなどを痛感するようになり、汎用的な作り方を意識するようになっていきました。

2年目に入って意識した事

1年目ひたすら走ってきて、2年目も同様にディレクションをしながら物を作るというポジションにいたのですが、それがなかなか評価されにくい環境でした。

また、どちらかに専念して自分のスキルをより高めていきたい、今後会社を作ったときもっと自分が作る事が出来たら面白いという事で
JavaScriptを勉強するようになり、案件でもそういうものがあれば積極的に奪いにいくようにしました笑

そして、上記の2つを理由にもっとレベルアップした環境をという事で1年半勤めた会社をやめ、上場しているメディア企業にマークアップエンジニアとして転職し、今はフロントエンドエンジニアになっています。

簡単に書いてしまいましたが、未経験でこれから目指す方、既になっているがこれからどうしていいか分からない方に
こういう道もあるのかと少しでも参考になれば嬉しいです。