読了: 約 4 分
大分ブログ書かない期間が空いてしまったけどロリポのwordpress問題で、.htaccessが書き変えられたのでそれの修正とか諸々で全然書けてなかったので最近の動向と目指すべき方向性の確認、思考のメモをしておきたい。技術ブログだけどこういうのに使っていいんだっけと思いながらも、書いてしまう一種のポエムです。
エンジニアとしての人生
先日会社の総会があり、割と大きな企業なので、盛大に行われているけど毎回そこまで興味がない。
諦めとかではなく単純に興味がなかった。
アプリケーションエンジニアなので、そのアプリが流行るか否か、バグが起きず楽しんで貰えるかという事にしか考えがなかった。
ただ、今回は違った。
まだ2,3歳しか違わないフロントエンドのエンジニアの先輩が表彰されていた。2,3000人の前で。
センセーショナルなその映像が目に焼き付いて、寝ても覚めても何度も思い返してしまう。
たぶん、これは良い事なのだと思う。
一方で、ソーシャルゲームの子会社や本体のゲームを創っているプロデューサーやマネージャーが評価されていて、
非常に盛り上がっている。appstore等見て頂けると分かるが、会社としてもゲームがノっているのは分かっている。
プロデューサーやマネージャーが評価されているのを見ると
エンジニアである自分はもっと技術を伸ばして上記したエンジニアの先輩の様に表彰されたいと思っている反面、
前職から何件もディレクションしてチームをマネジメントする自信もあるから、
自分でも出来る、やってないだけとどこか心の中で声がする。
ただそれは自分でも途方に暮れたくなるほどダサい。行動者ではない。
覚悟もなく、やりたくないからやってないだけで言い訳してるだけじゃないかと。
悔しくて心が痛い。
社長とのミーティング
プランナーが定期に社長に自分のアプリの改善案を提案する機会がある。
先日開発を担当しているアプリのプランナーが出席出来ないため代理で提案しに行ったときの事も記しておきたい。
プランナーが定期で行ってる事は知っていたが、特に興味もなかったし提案だけでしょうという程度にしか思ってなかったが、
実際行ってみると全然違く学びが多かった。
- 社長の洞察の深さと経験値の圧倒的な差。
- 企画の提案は納得させようとしない。⇒ 納得させようとした時点でユーザーの動向とは関係なくなってしまう。
- 他人の提案を見る事でそのサービスのドメインを鑑みての今後の企画立案の矛盾を知る
- サービスの今後を考えた時の最適なpivotするタイミングの提案
特に1点目に関しては、色々なサービスの企画や、事業を立ち上げ・見て来たという経験の差を圧倒的に感じて、
もっとやらなければならないと思った。
エンジニアだからとかはただの言い訳に過ぎなくて、やるかやらないかだと再認識させられる良い機会だった。
2点目は社長のブログにも書かれている通り。
プロデューサーで人を納得させようとする人がいるが、それではユーザーには届かない。
もっとシンプルに分かり易いサービスでかつ良い体験を与えられなければユーザーはついてこないので、納得させるような動きをしてしまうと流行らない可能性が高い。論理部分より、感性部分に響くものでないとサービスは難しい。
だから女性のプロデューサーが多いのかと理解した。
3点目
他のサービスとプロデューサーの案を客観的に観る事で矛盾してないか自分もその立場になって考える事は重要。
企画と長期的なビジョン、ユーザーのリテラシー等多角的に観た企画の整合性という点ではサービス問わず必要だからである。
4点目
サービスを運営しているとDAU、継続率、UU、PV等色々なKPIがあって、それに対して目標・戦略を立てて実行していくわけだが、
一定期間運営したサービスの最適なpivotのタイミングが難しい。
資金のないベンチャーであれば資金の何%等の選択条件があると思うが、大企業だと撤退のタイミングは割と経営者やマネージャーに委ねられている。
だから、そこまで良くも悪くもチャンスがあるわけだが、市場が求めてない、実際チャレンジしてみたら意外と狭かったという事もあると思う。その時の最適な意思決定について最近考える。
結局一番サービスを観ている人が一番それを敏感に察知出来るので変革のタイミングを社長に相談出来たのは非常に勉強になった。
経営者としての人生
有り難い事に自分の経験や考えをおもしろがって頂ける友人・知人から経営者に誘われるが覚悟がないと出来ないと思っていて
決断出来ずに居た時に当たり前の事を言われてなるほどと。
人を雇う事になればその人たちの生活がある。
それを支えながら、仕事で成果を出してもらわないと会社も潰れてしまうから簡単な選択は出来ない。
じゃ何時できるようになるのかと言われればそれも分からない。
ならなければ前に進めない時に初めてなるんだろうとハラオチした。
短期的に一気に伸ばして即バイアウトという戦法の考え方に慣れていないからかもしれないが、ファイナンス先・マーケットの分析・バイアウト先の選定が甘く、幾らチームビルドが済んでいて、Googleから寄せ集めた様な優秀なチームがあったとしても同じ方向を向いていなければ、正直バイアウトすらも難しいのではないかと。
シンクランチの様にGoogleから出て大体1年とかで売却するというモデルやってみたくはあるが、現状自分でもプライベートワークで行っているwebサービスは長期的に伸ばしている可能性が高いものが多く、短期でというのがないのでそういうポートフォリオの組み方もありかとも思うが、やはり大企業の小さな『スタートアップの様な組織』で開発をしてきて思ったのはチームの方向性と熱量に限るなという所だ。
エンジニアの採用はどこも苦労しているというがそこが自分のストロングポイントで彼らとの共通言語があって本当に良かったと思っているし、同時に自分も同じ世界にいるからもっと出来るエンジニアを尊敬している。
だからこそ一緒にチームを組んで、自分がお世話になったインターネットの世界を拡張していきたい。
以上ポエムメモ。