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前回書ききれなかったWEBサービスのSEOとしての側面ではなく、サービス自体・ビジネスモデル自体に
焦点を当てて、何が凄いのか。どこを模索したのかを書いていければと思います。
書籍はこちら
採用祝い金と、採用課金のダブルで新しいビジネスモデルを開拓したジョブセンス。
その採用祝い金を導入に当たり、今自分の作っている媒体でも起きている事を
書いていきたいと思います。
採用祝い金の導入した時期と理由
書籍を購入していないため、詳細までは分かりませんが(書籍にも載っていない可能性が高い)、
個人的には採用祝い金を導入した時期とその時のサービスの状態を仮説ですが、考えてみました。
採用祝い金制度の際にユーザーの質はどうしているのか。
成果報酬型の求人媒体として、リブセンス社の主力メディアのジョブセンスですが、
採用祝い金を取り入れたのが数カ月の運用後だったようですね。
企業側からしたら、採用祝い金目的のバイトが増えるんじゃないか、すぐやめてしまうんじゃないか
という懸念があると思います。
それによって、企業が情報の掲載を渋る可能性があります。
ただ、採用祝い金を導入しなかった場合、
ユーザーからしたら、これまでの求人サイトと何が違うの?と思うんだろうなと考えられます。
この辺の解決策として、村上氏はSEOに注視したのではないかと考えています。
勿論、アルバイトのメディア等沢山ある中で、後発として勝つためには絶対必須で、
祝い金というユーザーに対するインセンティブ+SEO
という2つの軸で勝ちにいったのですね。
企業としては質の低いユーザーには来て欲しくない、
だが、運営者側としては、ユーザーを集めなければメディアとして成立しない。
この辺のジレンマは凄くあったのではないでしょうか。
ただ、この微妙な所を企業を納得させて、ユーザーライクな仕組みを設計出来たのは
本当に凄いなと思います。
最初は、SEOだけで集客して、採用祝い金制度導入して、集客にレバレッジを効かせていった
感じでしょうかね。
売上について
1年目は売上が500万円だけでした。創業してから半年間は全員無給でしたし、半年後から給料は役員分がそれぞれ5万円でした。
この記事を読んでいると、画期的だと言われたビジネスモデルも
かなり苦労して根付かせてきたんだなという事が伺えますね。
同時期、毎日、5~8社程度に営業をかけるとともに、ページビューをいかに向上させるか、研究をしていたそうですね。
また、自前のSEOのソフトも開発して、今ではそれが強みになっているというから凄いと思いますね。
採用祝い金制度の金額の設定方法
2.事業内容及び当社サービスに係わるリスクについて
に書かれていますが、採用祝い金は各企業が設定し、採用の状況によって設定金額を上下させているようですね。
それによって、業績も左右されるリスクについて書かれています。
まとめ
村上氏は自分でSEOを調べて、今やすべての制作等内製化していて、
そのおかげで高利益率であり、受託などをやって模索した感じもなく、凄いなと尊敬しています。
営業のスタイルもどのようにしていたか、SEOやサイトで回遊率高めて、
いかにPVを増やすか、ユーザーを増やすかということをもっと貪欲にやっていこうと
思いました。