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今日はサイトを制作する上で重要なユーザビリティについて
書いていきます
ユーザビリティについて参考になるサイトがありましたので、
そちらからの引用と自分の考えを述べていきます。
Jakob Nielsen博士の定義
「Usability Engineering」のなかで語っているユーザビリティの定義
ユーザインターフェイスのユーザビリティは、5つのユーザビリティ特性からなる多角的な構成要素をもっているとしています。
- 学習しやすさ
- システムは、ユーザがそれをすぐ使い始められるよう、簡単に学習できるようにしなければならない
- 効率性
- 一度学習すれば、あとは高い生産性を上げられるよう、効率的に使用できるものでなければならない
- 記憶しやすさ
- ユーザがしばらくつかわなくても、また使うときにすぐ使えるよう覚えやすくしなければならない
- エラー
- エラーの発生率を低くし、エラーが起こっても回復できるようにし、かつ致命的なエラーは起こってはならない
- 主観的満足度
- ユーザが個人的に満足できるよう、また好きになるよう、楽しく利用できなければならない
非常にシンプルな言葉でまとめられていますね。
また別のアプローチとして、
ユーザ工学における定義
ユーザ工学とは、マーケティング、品質管理と並んで、製品の魅力を高めるための「使い勝手」を考えた製品開発という方法を提供するものです。放送大学および総合研究大学院大学教授の黒須正明氏が代表的提唱者です。
ユーザ工学は、実用的な受容可能性の中の有用性(usefulness)が目標。
これは、日本語の「使い勝手」という言葉に対応するとされています。
この有用性(usefulness)の中に含まれている特性の内のひとつがユーザビリティ。
有用性(usefulness)を構成するもう1つの要素はユーティリティであり、これは、製品の機能や性能に対応。
これは、上記でご紹介していますJakob Nielsen< 博士の考え方がベースになっているそうです。
ユーザビリティは、操作性(取り扱いのしやすさ)、認知性(分かりやすさ)、快適性(心地よさといった下位概念が含まれているとしています。
従来の製品開発は、ユーティリティ重視になりがちでしたが、
人間中心設計の考え方の広まりや、製品の機能飽和、IT化の流れ
がユーザビリティへの注目を高める要因になっています。
基本的な事ですが、具体的に
・ボタンはグラデーションや他のベタのコンテンツより分かり易く設置する事。
・リンクがカラーの変化か、下線で一目で分かり易くする事。
・padding,marginの余白を狭くしすぎない。
・フォントサイズを小さくしすぎない。ブランディング・プロモーションサイトなど用途で異なりますが、12px以下だと見にくくなります。
・フォント選択を誤らない。
などです。
Webのコンテンツ・サイト・サービスが増え、ユーザの滞在時間を見ても短いサイトが多い中、
どうしたらユーザーに満足していただけるようなサイトが創れるのか、
という事を考える方も多いかと思います。
操作性(取り扱いのしやすさ)、認知性(分かりやすさ)、快適性(心地よさ)→ユーザビリティの高いWebサイトとは何なのか、
これを考えるには、そもそもユーザーの事が分析出来ていなければ最適なもの(仮説上)など創れません。
次回はそのユーザ分析(ペルソナの作成)について勉強していきたいと思います。
【参考・引用元】U-site