読了: 約 4 分
『WEBデザイナー 内定』関連のキーワードで記事を見て頂いている方が結構いらっしゃるみたいなので、
今回は普通の大学生だった私がwebデザイナーとして内定をいただき、webの制作会社で働き始める前と新卒1,2年目に読んだウェブデザイナー、ウェブディレクター関連の書籍をご紹介します。
これから目指す人や現在奮闘中の方のキャリア・スキルアップの参考になれば幸いです。
photo credit: ottonassar via photopin cc
概要
未経験で内定をとるために読むべき書籍
私が未経験で内定をとった時に読んでいた書籍です。専門学校に通っていたのですが、その時はフルフラッシュのサイトが好きでaction script3の勉強ばかりしていました。
しかし、会社に入るとなるとFlashの案件が少ない会社もあります。特にプロモーション系の案件を主にやっているような広告よりの会社でなければ普通にHTML/CSSが書けるだけでも十分武器になります。
どういう会社に行きたいか、その後どうしていきたいかをある程度具体的にしておいて、それに対して自分のスキルをまずつけて業界に飛び込んでから幾らでも学んでいけるという前提で、自分の経験から書籍を厳選します。
ウェブデザインの基本のきな書籍
とりあえずまず最初にサイトを作ってみたい、HTML/CSSとは何ぞやという方向けの書籍
私もサイトを作りたいと思った時に一番簡単そうな書籍(笑)として購入して、基礎を堅めて下の書籍に進んでいきました。
いきなり難しいのに進むと挫折してしまう事もあるのでステップを踏むと良いかもしれません。
できるホームページ HTML&CSS入門 Windows 7/Vista/XP対応
少しHTML/CSSを知っている事が前提の書籍ですが、これで中級者になる事が出来ると思います。
著者の中に元グリーで活躍されていたデベロッパーの山田あかねさんもいらっしゃるので非常に参考になる書籍として最初に私も読みました。
現場のプロから学ぶXHTML+CSS
配色パターンの書籍
色彩検定とかとっている方もいらっしゃると思いますが、実際はそのような資格がなくてもウェブデザイナーになれてしまいます。
しかし、なった後が大変ですが笑。
そんな時にかなり参考になったのが下記の書籍。基本的な配色パターンとサイトの例、どういう印象を持たれるかという解説をしてくれています。
新卒一年目、未経験者がウェブデザインの基本を学べる書籍
夢を壊してしまうようですが、ウェブデザイナーになったからといっていきなりサイトデザインを任せてもらえるとは限りません。
寧ろ任せてもらえないと思った方が良いでしょう。
ですからまずはウェブデザイナーとは一体なんなのかという事から理解し、
先輩や会社からの信頼を高めつつ、最初はバナーデザインかもしれませんが基本を学んでいきましょう。
WEBデザイナーの基本を学べる
ウェブディレクターの基本を学べる書籍
webデザイナーで入社しても小さい企業であればクライアントとの窓口やディレクション業務というのも兼務するのが普通です。
入社前はディレクションは成長した後にやるものだと考えていましたし、専門学校で聞かされていたキャリアパスにはそのように伝えられていましたが、実際は何でもやる感じになると思います笑。
ですから、ディレクター業務をやらないにしろプロジェクトがどのように進行していくか学ぶ事で自分の仕事の割り振り方などを理解しておく事は良いと思います。
下記はそのような時におすすめです。
少し高いですが、はっきり言ってこれだけあれば他の書籍はいらないです。
Webディレクション標準スキル152 企画・提案からプロジェクト管理、運用まで
一歩先のデザインー・ディレクターになりたい方向けの書籍
上記のような基本をある程度方向けの書籍になりますが、デザイナー・ディレクターとして一歩先に行く人というのはただ言われたものを作るのではなく、自分の頭で考え、自社のメディアやクライアントのサイトに対してビジネスの側面からサポート出来るスキルのある人です。
表層的な美しさだけでなく、サイトからお問い合わせを増やしたい・売り上げを上げたい、採用する人数を増やしたい等目的は沢山あります。その中で大切になってくるのが、伝えたい事を整理する=情報設計の力です。
サイトを構造的に考えて、どこに何を配置するのかその際ユーザーはどう動くのか、そのユーザーの動きは何を根拠にしているのか等情報設計に対しても理由が求められます。そして、情報設計力の高さこそが今日のウェブサイトに求められる事だと考えています。
その情報設計をする人を職業でインフォメーションアーキテクト(IA)と呼びます。
制作工程でいうと上流に当たる部分ですが、この力をつける事で一歩上のデザイナー・ディレクターに成る事が出来ると思いますので
是非。
IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術