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アジャイル開発というワードがバズワード化して、開発に直接携わる人からもよく耳にするようになりましたが、実際の開発現場ではあまりワークしていないという問題があることがあります。
非常に短期的なプロジェクトであれば、口頭ベースや、ちょっと仕様を書いておくという程度でも済むかもしれませんが、今日のWebメディア、アプリの開発においては、運用を含めず考えるのは、非常に難しい。
作るためのコストは下がったものの、何を作って、どう伸ばしていくのかが大事、つまり運用がかなりのウェートを占めているからです。
そこで、すでに多くの企業やサービスでも取り入れられていると思いますが、
HipchatやBitbucketなどの開発ツールを開発しているAtlassianのJIRA Agileを導入するメリットをメモしておきます。
※ JIRA Agileをプロジェクトに導入したいのだけど、上司やエンジニア、デザイナーなどを説得するのが面倒なときのために整理したものとなっています。
JIRAが必要な理由・導入して解決できる問題は下記の5点
進捗状況の可視化
→ 全体感として、どこに向かっているのかわかりにくいという問題の把握、スプリント定義して、チームでどれだけのポイントをこなせるのか。
ボトルネックの把握
→ 仕様が決まってない、デザインがまだ、フロントの繋ぎ込みがまだ、サーバーの値がまだない等のボトルネックが掴みやすい。→スケジュール調整、仕様調整が可能
スケジュールの把握
→ 他のサーバー、デザイナーの進捗が掴めると自分で判断して他の作業が可能で効率的なので
仕様共有の漏れと重複を軽減
コミュニケーションコストを下げる
→ ディレクターが毎週進捗を聞きに来るが、JIRAベースで進捗把握して、かんばんを動かしてなかったら、かんばんを動かすことを取り決めとして行えば解決できる。
また、かんばんを動かすタイミングはスプリントの終わりのKPTなどの終わりまでに動かしておくなどの取り決めがあると、
タスクベースや、それに関わって人の開発フロー面での問題や良い点などを振り返りやすい。
よくある開発上の問題点・とその解決方法
PC.スマホのサービスを同時開発している時の進捗状況が可視化されていない。
デザインが終わったのか、ディレクター、デザイナーが仕様を詰めていないのか、サーバーサイドのAPIができていないのか、フロントの動きや繋ぎこみができていないのか、どこがボトルネックなのか分かりにくく進めづらい。
データ分析がされてないので、局所的な最適化になりやすい。
→ あの施策の効果どうだっけと振り返る時の施策のメモ、仕様、担当などが分かりにくい。
施策ごとに、PDCAを回さなければならないのに、口頭ベースやかっちりドキュメントを作ってしまうと、動きにくいのでかんばんにある程度の仕様を記載し、あとから検索する際はチケットを見ながら判断するというのが良いでしょう。
まとめ
上記したような問題点はある程度JIRA Agileを導入することによって、
かつ、上手く使いこなすことによって解決できます。
無駄なコミュニケーションは、エンジニアやデザイナーの集中力を下げるので
結果長期的にプロジェクトの成長に関わってくるのです。
つまり、開発環境を整え、開発しやすい体制を作っていくことが
強いプロダクトを作るといっても過言ではないでしょう。