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友人で、サイバーエージェントの子会社で、ベンチャーキャピタルの三田君が書いた『バイラルメディアについて結論を出そう』という記事がかなり拡散されていて、記事自体もバイラルメディアについて非常に整理されていて勉強になった。この中で唯一述べられてないであろうバイラルメディアの差別化についてちょっとだけ書きなぐってみたい。

バイラルメディアの乱立

上記の記事にも記載されている通り、国内でも40程度のバイラルメディアが存在し、Facebookのフィードでは異なるサイトでOGPやタイトルとディスクリプションが異なるだけのコンテンツが散見される。どちらが先に引用するかという勝負をするというのはいささか滑稽である。

三田君も述べているようにビジョンが大切であり、ビジョンから戦略は生まれると考えている。戦略なくして、コピペメディアは、概ねビジネスモデルもない、余程優れていない限りはトラフィックからのアドセンスや純広告の販売で終わるので持続する可能性は低いと見るのが当然である。

ちなみに、名前は伏せるがシンガポールで25歳の日本人の男の子が運営してるとあるバイラルメディアはアドセンスで月間150万程稼ぐ規模になっているようだ。短期的な収益としては十分ではないだろうか。

バイラルメディアの差別化

curazy

バイラルメディアのCuRAZY | 笑うメディア

に投資をしているスカイランドベンチャーズの木下さんのFacebookの投稿によると、Curazyに関しては1ヶ月で3000万PVを稼ぐメディアに成長しているようだ。このメディアは最近おもしろ画像を共有するという類似メディアを始めている。

他のバイラルメディアがやっていない事をいち早くやるというのは大事だと思うが、ほぼ水平展開であり、劇的な手段ではないように見える。バイアウト目的なのは不明。

 

立ち上げ10日間で60万PVを記録した旅ラボ。

旅ラボ|世界とつながる総合情報マガジン

に関しても7/7から新しく色々なジャンルの事を伝えるバイラルメディア?に進化するらしい。ジャンルを増やして切り口を拡げるというのは引用可能な動画の幅も広がるので正しい方向性だとかんがえられる。

しかし、強みを生かして横に展開するというのは分かるが、所詮引用に他ならない。イグジットを目的としているようであるので売却後はどうでも良いという事なのだろうか。

先日あった、ニュースサミットの記事で紹介されているが

「キュレーション」大人気 メディアの支配始まるか 

キュレーションサービスが乱立すると、コンテンツ面での差別化が難しくなっていく可能性が高い。そうなると、キュレーションサービスも独自コンテンツを確保する必要に迫られる。キュレーションシステムを中心とした、新たなニュースメディアの生態系が生まれるかもしれない。

独自コンテンツとともに今後のカギになりそうなのが社会的信頼だ。木村氏は「地震が起きたらヤフーニュースを使うように、信頼の基盤をつくっていく必要がある」と述べた。ダウンロードが増え、利用者が増えていけば、社会的な影響力は高まっていく。記事と広告をあいまいにしたり、誤報やデマを拡散したりしてしまえばサービスの信頼は崩れる。

ニュースは、ただ面白ければよいわけではなく、人々が社会を理解し、より良く変えていくためのものでもある。キュレーションサービスが、ニュースメディアに求められる社会的な役割を果たすことができるのかも、大きな課題になりそうだ。

個人が引用しているバイラルメディアは今後独自コンテンツの制作と信頼性という面に頭を悩ませるかもしれない。

そう考えると、現状で良いと思うサービスはサイバーエージェントが運営しているSpotlightと4meee!というメディアが生き残る可能性があるのではないだろうか。

Spotlightに関して

Amebaという母体が大きいため各所からのトラフィックを寄せられるのと、資金力を生かして他のクロスメディア戦略をとっている。

既にフジテレビと共同でOV監督を募るコンテストを行っており、最近動画専門の子会社を一つ立ち上げて、社外取締役には有名放送作家の鈴木おさむ氏がついている。今後、オリジナルコンテンツを創っていく事は明白であり、展開が楽しみではある。
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企業とのタイアップクリップを制作する子会社 株式会社渋谷クリップクリエイト設立  社外取締役に人気放送作家の鈴木おさむ氏が就任

また、イケダハヤト氏の記事の転載等を初めてトラフィックを集める点、コラムジャンルを創って独自コンテンツを作成している点に関しても面白い。

4meee!に関して

まだまだ小さいバイラルメディアではあるが、女性向けのトレンドを4コマで見せるという形をとっていて、更に女子大生をキュレーターに据えてリアルイベントなりを展開しているので違った形で広がっていると考えられる。

記事に関しては、一部他のキュレーションメディアと似ている部分はあるものの、4コマというシンプルさが今後どちらに転がるかが楽しみなメディアある。

これは、美容等のプロフェッショナルという訳では無いが、上記した信頼性という部分を少し補っている。
こういうTwitterの中でもフォロワーが1000人前後いる女子大生のキュレーターを上手く使っている所は、女性のためのキュレーションメディアであるmeryに近い。こういう女子大生を増やし・信頼性を担保しつつ、記事やイベント告知等に上手くTwitter,facebookを活用してもらうと今後伸びる可能性が高い。
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4meeeガール

他にも多くのバイラルメディアが有り、他のメディアは異なる展開があると思う。
バイラルメディアで得たトラフィックをそのまま生かしつつ、キュレーションメディアに展開させる戦略をとるメディアが出てくるかもしれないし、バイラルメディア上で枠売りだけでなく、コマース機能を持たせる所が現れるかもしれない。

いずれにせよ今ネットのメディア事業の中で、一番ホットな分野なのでこれからも継続して注視していくことにする。

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